田中信行監督作品
「恋はタイムカプセルに乗って」より

(第5回インフェスTANPEN部門グランプリ受賞)

(C)Hellow Work Films
 
「大岡亜紀展 ―〈空気の園〉―」会場にて
4.5tue―4.24sun,2005
ART FRONT GALLERY(東京)

5 今年の企画 】 2006/01/11(水)

 

わたしがですね、このごろ関心をもっているのが「個人」のことなんです。

個人は分数でいうと「分子」ということになるでしょうか。分母には、たぶん「人間」とかいう言葉がきそうです。「個人/人間」という捉え方。「個」という出口から、よりおおきなものの一部が吹き出しているのではないかと感じるのです。

今年から、その個人に取材した企画をスタートさせます。身近には友だちという素晴しい素材がいくつもありますので、息の長い企画になるかもしれないと期待しています。

「THE DIALOGUE(対話)」というタイトルは、すでに一年以上も前から考えていました。内容的には「表現すること・創作すること」を日常としている友人たちとの対話でして、「クリエイトするって、どういうことなのよ?」という問いかけ。そんなわけで、今年は次の二人の方との対話を記事にします。

 

第一回  大岡亜紀さん(画家・詩人)

第二回  田中信行さん(映画監督)

 

大岡亜紀さんは以前からのお友達です。絵画と言葉というふたつの領域を手掛ける人はそれほど多いわけではありません。彼女の精力的な創作活動をみていると、こちらとしても考えさせられることがあるのです。一人の人間に二つの「出口」(表現手段)があるってどういうことなんだろう? 二つの回路はどこかでつながっているの? とか‥‥‥。こういうことはご本人に直接聞くのが一番。

それと、亜紀さんについては、この際なのでぜひ聞いておきたいことがあります。それは、彼女のお父上である大岡信先生のこと。わたしは、もう何十年も前になりますが、先生が解説を書かれた画集でサム・フランシスなんていう画家を知りました。もし彼女のなかに先生からの影響や託されたものがあるのなら、そのあたりについても、と思っています。

 

映画監督 の田中信行さんとは昨年出逢いました。わたしなどよりもずっと若い世代なのになぜか話があうのです。何度か会ってみて、今では“相思相愛”の間柄かもしれません。(笑)

田中さんは映画・テレビ番組等の製作にかかわってきた人で、現在はフリーのディレクター。仲間を集めて映像制作集団も組織しています。今回の企画では、彼は映像、そしてわたしは美術ということですから、領域をこえたトークになります。でも、息を呑むような“異種格闘技戦”にはならないでしょう。基本はあくまでもリスペクト&フレンドシップなので。

 

「THE DIALOGUE(対話)」については、現段階では準備中、というかまだ何もしていません。春になったら、ぼちぼちと用意して、初回のアップは夏あたりでしょうか。老骨にひびくのでムチを打つのもやんわりといった感じです。(苦笑)

 

 


春はまだか〜と日向ぼっこに通うのは浅草寺の裏庭。 日差しは眩しいんですけどね。

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